セカンドライフの住まい選び
50代からのセカンドライフを充実したものにするためには、住まいの選び方が最重要です。
第二の人生で、何をやりたいか、誰と一緒に住むか、また、健康状態はどうか、資金面はどうかなどを考慮して快適な住まいをじっくりと選びましょう。
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セカンドライフ・住む場所は?
50代からの人生で考えておきたい事は豊かなセカンドライフを楽しく過ごすために、住む場所を選択しておく事です。
現在、住んでいる場所で何の不便もなく、他に移り住む必要がなければ、それに越した事はありません。
しかし、定年後、会社に勤める事もなくなれば、自由に住む場所を選ぶ事もできます。
住む場所としては、都会、田舎、故郷、海外などがあげられます。
最近の調査では、定年後都会に住みたいという人は約5割、田舎に住みたいという人は約2割で、やはり便利な都会を選ぶ人が多いようです。
これは老後の事を考え、身近なところに病院や各種施設があり、また買い物なども便利だから・・・という意見が多いためです。
夫婦2人暮らし用の小スペースマンションなども人気がありますが、昨今の50代~60代は「悠々自適に自然の中で暮らしたい」と言った願望を持つ人も多く、田舎暮らしを選択する人も増えています。
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セカンドライフの住まい選びのポイント
セカンドライフの住まいを選ぶ時には次のような点に留意して選びましょう。
●第二の人生で一番やりたい事は何かを明確にしておきましょう。
●誰と一緒に住むのかを考慮します。夫婦二人で住むのか、親も一緒に住むのか、子供たちや孫と一緒に住むのか、あるいは兄弟姉妹と一緒に住むのか、などにより住まいの選択の仕方も変わってきます。
●近くに親類縁者がいるかどうかも住まい選びの大切なポイントです。
●資金面はどうか。資金に見合った住まいを選ぶようにします。
●健康状態はどうか。また、現在は健康でも将来体力が衰えた時の事も考慮して住まいを選ぶようにします。
●近くに、郵便局や病院、銀行や食料品店などの生活に必要な施設があるかどうかを確認しておく事も大切です。
●周囲や隣近所と良好な関係を結べるような住まい選びが理想です。
セカンドハウスを持つ
セカンドハウスとは、普段の日常生活には使わない自宅以外の住まい、別荘、別宅などの事を指します。
国土交通省が実施した「団塊世代の今後の暮らし方、住まい方に関する調査」によると、「今後10年間の暮らし方」に関して約2割の人が「複数の住まいを行き来する」と答えているそうです。
セカンドハウスでも、50代の人は主にリゾートマンションタイプを、60代の人は一戸建てタイプを希望しているとの事です。
また、このセカンドハウスや別荘の立地については、「国内のリゾート地や田舎」を希望する人が最も多く、次いで「海外のリゾート地や田舎」を希望する人も増えています。
現在住んでいるところも離れたくないが、時には別の場所に住んでみたいという中高年、シニア世代の方には「第二の人生」の住まい選びのひとつの方法として、考慮しておくのも良いでしょう。
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セカンドハウスローンについて
セカンドハウスを取得するにあたって、セカンドハウスローンというものがあります。
セカンドハウスローンとはセカンドハウスや別荘、別宅、アトリエ、ガレージ等の自宅以外の用途で使用する不動産建物のローンの事を指します。
このセカンドハウスローンは都市銀行や地方銀行などの金融機関で取り扱っていますが、借り入れ条件やローン金利は各銀行により異なります。
また、セカンドハウスローンは一般住宅ローンとは異なり、住宅ローン控除は受けられません。
この場合、変動金利、固定金利ともに金利が高くなる傾向にあるので、注意が必要です。
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