資産運用のポイントは?
50代からの資産運用のポイントは、今後のライフプランをしっかり立て、余裕のある時に「貯蓄」や「投資」などを効果的に組み合わせ、継続的に増やして行く事です。
また「投資」は、ハイリターンであると同時に高リスクなので、複数の金融商品に資産を分割しておく必要があります。
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資産運用とライフプラン
初めて資産運用を行う場合は、まず今後10年先、20年先を見通したライフプランを立て、その上で「余裕資金」があるかどうかを見極める必要があります。
ライフプランとは今後、安定した生活を営むための、長期の人生計画の事です。
まず始めに、今現在、自分の持っている資産(財産)と負債(ローンなどの借入金)、そして毎月の収入と支出を把握する事が大切です。
次に毎月の必要経費に加え、ふいの出費として予想される予備費を計上しておきます。
そして、余裕のあるお金で資産運用を考えて行きます。
初めて資産運用をする場合は、まずリスクの低い「貯蓄」をして行きます。
貯蓄はリターンも低いですが、預け入れた金額がマイナスになる事はありません。
その後、投資に関する知識を身に付け、さらに余裕のある額で投資による資産運用を行うようにしましょう。
資産運用のポイント
効果的な資産運用のポイントは、次の3つです。
●ライフプランをしっかり立て、目的を明確にする。
今後の人生のためにどれくらいの額が必要か、また予想される出費はどのくらいかを算出しておき、ライフプランをしっかり立てておきます。
さらにいつまでにどの位の額の資産を形成するかを明確にしておくと、運用プランが立てやすくなります。
●資産運用に関する知識を身につけ運用手法を検討する。
資産運用には貯蓄(低リスク・確実にお金を貯める)と投資(高リスク・積極的にお金を増やす)の2種類があります。
ライフプランに合わせ、どの位の額を貯蓄や投資に回せるかを検討した上で、運用方法を決定しましょう。
●リスクを分散させる
資産運用でリターンを得るにはある程度のリスクが存在します。
また、将来訪れるであろうインフレという落とし穴も考慮しておかなければなりません。ライフプランや資産状況に応じて資金を分割し、リスクを分散させておきましょう。
リスク分散とは?
リスク分散とは投資に伴うあらゆるリスクに備え、一方の損失を、一方がカバーするという方法を指します。
もし、資産のすべてを一つの銀行に預け入れておいた場合、元本は保障されているものの、インフレリスクという落とし穴もあります。
物価の上昇につれ、資産の目減りや実質資産の減少という事態になり、今後のライフプランが大きく揺らいできます。
さらに投資の場合は リターンが大きいものの、信用リスク ・金利変動リスク ・為替変動リスク・ 市場変動リスク・流動性リスク・ カントリーリスクなどのリスクが存在します。
投資を行う場合はそれぞれの金融商品がどのようなリスクを持っているかを事前に調査し、あらかじめリスクの分散をしておく事が重要です。
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資産運用におけるリスク分散の方法
資産運用によるリスク分散の方法として、次のようなものがあります。
●複数の金融商品を保有する
定期預金・債権・株式・投資信託・不動産など、いろいろな金融商品に、自分の資産を分けるようにします。
●高リターン型と低リスク型を保有する
一般に高リターンの投資商品は、高リスクであり、低リターンの投資商品は、低リスクです。
この両方に分散させる事により、一方の損失を一方がカバーするという事が可能になります。
●円と外貨の両方を保有する
円7割、外貨3割の分散保有が理想とされています。
●ドルコスト平均法
株式や投資信託の場合、高い時も安い時も一定金額買い続ける手法で、リスク低減につながります。
●長期投資
複利効果を得るため「投資商品」は、長期間保有が有利です。
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