株による資産運用法
50代からの資産運用法として株式投資を始める人が増えています。
最近では、インターネットで気軽に株式投資ができる時代になりましたが、生活に支障をきたさない余裕資金で行う事をおすすめします。
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株式投資とは?
銀行にお金を預けていても殆ど利子がつかない時代になり、投資によってお金を増やしたいと考える人が増えていますが、そのひとつが「株式投資」です。
株式投資とは、将来株の価値が上がりそうな企業の株を購入して、実際に株価が上昇した時にその株を売却する事により、利益を得るというものです。
株式投資は、一般の貯蓄にはない配当金や値上がり益などの魅力があり、色々な事を学びながら投資するという楽しさがあります。しかし、一方リスクも高いという事を認識しておかなければなりません。
キャピタルゲインとインカムゲイン
株式投資には、資産を増やす方法として「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」という2種類の方法があります。
●キャピタルゲイン
「キャピタルゲイン」とは、株を売買する事によってその差額により利益を得る事を言います。
株価が安い時に購入し、高くなった時点で売りますが、その差額が利益となるわけです。
●インカムゲイン
「インカムゲイン」とは、特定の企業の株を持っているだけで得られる特典を指します。
企業が利益を上げた時に株主にその利益の一部を還元する「配当金」というものや、その企業の商品券や割引券、自社製品の無料プレゼントなどの株主優待制度などがあります。
株式投資を始めるには?
株の売買は証券取引所で行われていますが、日本全国には、東京証券取引所、大阪証券取引所、名古屋証券取引所、福岡証券取引所 、札幌証券取引所、ジャスダック証券取引所など6つの証券取引所があります。
株式投資を始めるには、まず証券会社に株式投資用の口座を作ります。
その後、その口座を通して企業の株を売買する事になります。
主な証券会社には野村證券や大和証券日興コーディアル証券などがあります。
最近はイートレード証券などのインターネット専業の証券会社の数多く見られますが、このようなネット証券はインターネット上から株の売買ができ、手数料も安いので人気があります。
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短期投資と長期投資とは?
株式投資の投資法を大きく分けると、短期投資と長期投資があります。
●短期投資
短期投資には、1日のうちに売買を成立させる「デイトレード」と呼ばれるものや、数日間~数ヶ月で売買を成立させるものがあります。
損益が早めに確定できるため、大きなマイナスが出ないと言うメリットがありますが、一度の投資で得られる利益は少なく、何度も売買を繰り返す必要があります。
●長期投資
長期投資とは、数年にわたって企業の成長を見守っていく株式投資の方法です。
短期投資に比べて、大きな利益を出せる可能性も高く、何度も取引をするわけではないので、手数料もあまりかかりません。
長期投資の場合は、少なくとも3年以上にしたほうが有利になると言われます。
株式投資のリスク
株式は、価格の上昇がある反面、価格下落の可能性もあります。
株は売らなければ損失は確定しませんが、値下がりしたまま売れずに投資資金を凍結させてしまう可能性もあり、これを「塩漬け」と言っています。
価格下落には次のようなさまざまな要因があります。
- 企業の収益悪化
- 企業内の不祥事
- 国内外の経済悪化
- 急激な災害
- 円高による輸出企業の収益悪化
- 戦争やテロの勃発
- 社会的事件による影響
- 配当の減配又は無配
- 政治情勢の悪化
※企業が倒産、または上場廃止になった場合、持っている株は売ることができなくなり、すべて紙切れとなってしまいます。これも株式投資の大きなリスクのひとつです。
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